脱サラ起業という選択肢から始めるヘンテコ生活のススメ(3/8)

ヘンテコ自己紹介

前回の記事の続きになります~

社長は俺のことが好きなのか?



就職した会社の社長は、面接の時からどうやら僕がバンドマンをやっていたことにとても興味を持ってくれていたようだった。

「こんな社長も世の中には居るのか」

始めて知った。

そんなこんなで僕の月収20万円という「高額所得」なサラリーマン生活が始まった。


零細企業だったので研修はない。



周り見て勝手に覚えてください。

原則このスタイルだった。


零細企業なので新人歓迎会はない。



勝手に打ち解けて仲良くなってください。

原則このスタイルだった。

でも先輩方は目に光のない「いい人」がほとんどだったので、質問をすれば答えてくれたし、あんまり馴染めないながらもそれなりに仕事は覚えていくことはできた。


とりあえず自分に出来ることはがんばろう。



そう思って、鳴った電話は全て1コール以内に取った。

コールセンターのバイトや派遣が長かったせいか、電話が鳴ったら一瞬で受話器を取るのも、ハキハキ明るく丁寧に受け答えするのも、特に気合いを入れなくても簡単にできた。

少しはやる気のある新人だ。

と思ってもらえたらこれ幸い、と思っていたが、社長には


ハヤカワさんコールセンター出身だから、電話の口調がなんだかうさん臭いww


とよく褒められた。

いや、よく笑われた。


俺はうさん臭いのか?



年長の先輩には、

ハヤカワさん電話鳴る前から取るから、いきなりデカい声で独り言言い始めたのかと思ってビックリするんだけどww

もうちょっと、2コールくらい鳴ってから取ってくんない?www

とよく褒められた。

いや、よく笑われた。


そういえば僕のちょっと日本語がおもしろい日本人の彼女も「あんたうそん臭い」とか言っていつもうれしそうな顔してるよな。

笑う門には福来る。

なんだかんだでみんなとうまくやっていけているようだ。


思ってたのとなんか違かった



大して難しい仕事内容でもなかったので、3ヵ月も経てば、だいたいのことは出来るようになっていた。


半年も経てば、楽勝だった。


1年も経てば、「俺はこれでいいのか・・・」と思うようになっていた。


気持ちが過去の方に向いてしまいツラくてしょうがなかったバンドマン生活を辞めて、わざわざサラリーマンになったのは「未来の方」を向いて生きていきたかったからだ。


やっぱ未来は無かった



僕は、未来を見て就活をして、未来を見てサラリーマンになった。

サラリーマン生活が1年経った今、僕にはもはや未来は見えなかった。

この会社にビジョンは存在しなかった。

ひたすら現状維持の同じことを繰り返す毎日だった。


ある意味安定はしているようだが



幸い、業界の最下流にいたので、下請けの仕事は上流から、中流から、たくさん流れてきた。

この会社のプランは、「人を増やして同じことをより多くやる」「人を増やして取り逃しを減らして売り上げを上げる」、そんな現状維持路線だったようだ。

これはつまらない。

最下流から中流へ、上流へ、上っていこうとするわけでもなく。

何か新しい路線を試してみるわけでもなく。


ひたすら同じことを「よりたくさん」やる。



新しいスキルが身に付くわけでもなく。

新しい出会いがあるわけでもなく。

給料が増えるわけでも昇進するわけでもなく。

ひたすら同じことを「今までと同じように」毎日毎日繰り返すのみ。

この会社にビジョンはなかった。

そう気づいた僕も、もはや「未来に向かって」生きてはいなかった。


これはクソである!!!



これはクソである!!!

他でもない!クソ以外の何物でもない!!!


悶々とした気分で悩んでいるうちに、時間は勝手に3ヵ月も流れていた。


こりゃあもうなんとかせねば!!

このままでは俺はまた憂鬱な、あの時と同じような状態になってしまう!!


俺よ!奮起せよ!!!



俺よ!考えろ!!!

たまには頭使え!!!

俺よ!!!!!


「起業 誰でも 簡単に」



気づくと、僕は時間さえあればネットで


「起業 だれでもできる」

「副業 簡単」

「起業 30代」

「副業 儲かる」


みたいな言葉で検索して情報を調べる日々を送っていた。


どうにかしなければ!



でも俺には金は無い!

たしかに昔よりはだいぶマシだが、でも貯金は8万しかない!!

そんな思いで、毎日毎日ネットの大海原でワンピースを目指していると、ある時

「ネットビジネス」

なるものが存在することがわかった。


ネットビジネスの怪しげな誘惑



「ネットビジネス」で検索すると、そこには

「パソコン一台で資金不要!」

「誰でも簡単に月収100万円!」


等と調子のよい文言がわんさかと溢れかえっていた。

怪しい。

たしかに怪しい。

が、俺が知らないだけで、ひょっとしたらホントは怪しくないのかもしれない。


でもひょっとしたら・・・



もしこれで成功したら、俺もなんとかなるかもしれない・・・

自力で稼げるかもしれない・・・

未来、明るくなるかもしれない・・・

そんな強烈な怪しさと淡い期待とが交じり合うような気持ちで、それから3ヵ月間、僕は通勤の電車の中で、仕事が終わって帰宅してから、延々と「ネットビジネス」の情報をネットで調べられるだけ調べる、そんな生活を送っていた。

~次回に続く~


タイトルとURLをコピーしました