新人さんが誰とも口を利かず、メモも取らず、仕事も覚えず、困っている

【読者投稿】職場の悩み体験談

こんにちは、早川です。

今回は、30代女性からの「無口でメモも取らず、仕事も覚えない職場の新人」に関するエピソードです。


ゆとり世代の新人Aさんはコミュニケーションが取れない人だった


半年前、自分より10歳近く年下の新人さん(女性Aさん:20代前半)が私の部署に入社してきました。

私が彼女に引継ぎを行う事になっていたため、入社初日に真っ先に挨拶しに行ったところ、「よろしくお願いします・・・」

と小声でボソッと呟き下を向いて全く目を合わそうとしませんでした。

大人しい人見知りの子なのかな、と思いつつ様子を見ることに。

引継ぎを進めていってもとりあえず挨拶・返事はするものの、他の同僚とも話さないし、コミュニケーションを取ろうと話しかけても返事のみ。

またAさんから仕事について質問も何も聞かれません。


メモも取っていないとは・・・


最初は大人しい子だな~、仕事覚えが早いのかな?程度で接していましたが、実際引継ぎを進めていってさらに驚愕することが・・・メモを全く取っていなかったんです。

同じところを何度も間違えるので、「この前も間違えていた所だけどメモ取ってる?」と確認したところ、相変わらずの小声で「取ってません」とのこと。

ん?なぜ???笑

私の頭の中は疑問符だらけでした。

入社して最初にノートを渡し、教えたところはメモするようにしっかり伝えていたのにAさんは頑なにメモを取ろうとしませんでした。

今の若い子はメモも取らないし質問も自分からしてこないのか、と思いました。

みんながみんなそうではないと思いますが半年たった今でも彼女はメモを取らないし、同僚と世間話を話すこともありません。


これでは私の評価にヒビいてしまう


Aさんが仕事を間違う、誰とも話さないことによって、私自身の評価が下がるのが一番嫌でした。

実際上司から直接注意された事はありませんが、もっとうまく教育できないのか、コミュニケーションを取ってあげないのか、ランチに誘ってあげないのか、そういった視線を感じることは何度もありました。

ランチは声掛けしていたし、メモを取らないのも、質問してこないのも彼女なのに、なぜ自分がそういう風に思われなくてはならないのかと悩みました。


どうやって気遣ってあげると上手くいくのだろう


Aさんとは今でも仕事を続けていますが、最初のうちにもっと話しかけて彼女との壁を無くしておけばよかったとは思っています。

自分もよく話すタイプではありませんが、ほかの同僚とは世間話はよくするし、ランチも何人かでいつも食べています。

Aさんを最初のうちはランチに誘っていましたが、断られることが多くなってきたため最近は声をかけることすらしなくなってしまいました。

今の若い世代やゆとり世代の子と接する場合は、何度ランチを断られても、会話が続かなくても、根気強く話かける事が大事なのかもしれません。

仕事のことで質問をされなくても、こちらから気付いてどこかわからない所がないか頻繁に聞いてあげる、そういった気遣いがこれから新人を迎える先輩側は必要になっていくのではと感じました。

30代女性、東京都


コーチング的視点から見て


大変な気持ちがよく伝わってくるエピソードですね。本当にご苦労様ですm(_ _)m

今回の件は、問題点が大きく分けて二つありそうです。


一つ目は、「職場での姿勢のおかしい新人さん」(他人のこと)という点。

二つ目は、「自分自身の対応方法と、それに対する社内評価」(自分のこと)という点。


この二つを切り分けて考えると、問題の本質がもう少し明確に見えてきます。


まず一つ目の「新人さん自身の問題」から見てみましょう。


こうした勤務態度は、確かに「ゆとり世代」に特に多いタイプなのかもしれません。

が、ゆとり世代でなくても同じような人はいるし、ゆとり世代でも、もう少しちゃんとしている人も、僕自身たくさん知っています。

これは「この人個人」の問題だと考えたほうがよいと思います。

軽度の精神的な病気の可能性も十分にあります。

小中高と、友達が一人もいない状況に置かれていた可能性も極めて高いと思います。

とすると、本質的にはこのかたが育った家庭環境がなんらかの形で影響を及ぼしていて、その環境で形成されてきた今の人格の一部が、こうした「職務態度」となって表出している、と考えると腑に落ちるかもしれません。


そんなことはわかっても、でもじゃあどうするか?


自分はどんな対応を取ればよいのか?

ここで悩まれてしまっているのだと思います。

結論から言うと、「このかた自身が、自分で自分の態度や姿勢の問題点に気づき、自分でそれを変えようと思う」以外、根本的な対策はなさそうです。

ひょっとするとご自身でも悩まれている可能性もあります。

が、「会社として」という視点だけから見れば、「そもそもこういった人を採用してはならない」というのが本質的な問題です。

職務遂行において、周りとのコミュニケーションスキル、そして詳細をメモに取ること、が必要不可欠なのであれば、採用の段階でそうしたことが出来きる人物なのかどうかを確認しておく必要があると思います。

まだ経験や知識が無くても「言えばわかる」人間かどうか、は採用の際に確認しておく必要があります。

それを怠ったツケが、あなたに降りかかってきてしまった、そういうことでしょう。


まとめると、


新人さんの態度の問題は本人の気づき以外では根本的に修正することは出来ない。

ゆとり世代か否かではなく、そもそも論で人材選定の工程に問題がある。

今回はそのツケがたまたまあなたの責任下に回ってきてしまった。

こういうことではないでしょうか。

最初にお伝えした二つ目の点(自分自身のこと)については、これからこうしてみよう、ああしてみようと、すでに「自分自身の動き」に対しての対応策を考えていらっしゃるわけですから、素晴らしいと思います。


自分が変わることで、周りの人に影響を与えることは出来ます。


自分が良い方向に変われば、必ず周囲にも良い影響を与えます。

が、「他人を根本的に変える」ことは出来ません。

変えることが出来ないものに悩んでしまうのは、とてももったいない。

しかもお話を聞く限り、あなたは部下思いの素敵な上司です。

新人さんを「問題児」扱いして一蹴してしまわずに、「自分で出来ることは何か」を考えてくれる、心強いリーダーです。

そんな素敵で心強いリーダーなのに、自分ではそもそも変えられないことについて悩んでしまうのはとてももったいない。

(いい人過ぎるが故に、取扱いに困った新人さんをあてがわれてしまった可能性もあるかもしれません)

残念ながら、仕事をするうえでは「居られた方が困る人」というのが存在します。


居ない方がチームの生産性が上がる、という人。


本質的には、こうした人には辞めていただくのがお互いにとって最善です。

が、組織の構造の中では、「そうもいかない」ことの方が多い。

周囲の人が「マトモな人」であるという前提で、「困ったちゃん」が間違って入社してしまった時でも、その困ったちゃんの教育係として最善を尽くしてくれる社員であるあなたを、評価する人はいても非難する人などいないのではないでしょうか?

「困ったちゃんを任された」ことに対する意味付けを、今一度見直してみるとよいかもしれません。

応援してます!

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