納期よりも人命や安全が第一だと身をもって学びました

【読者投稿】職場の悩み体験談

こんにちは、早川です。

今回は、20代男性の方から投稿いただいた「納期よりも安全が大切だと思った体験」のエピソードです。


台風の翌日の仕事


私は現在インフラ企業に勤めています。

入社から現在までの仕事内容は老朽化した管の入れ替えです。

ある日、台風の次の日に工事を行っていました。

工事に遅れが出ていたため、急ピッチで進めていました。

道路を掘り進めていきます。

今回の施工場所は大きな都市計画道路です。

舗装の厚みが分厚いため、なかなか掘れません。

アスファルトとその下の路盤を撤去すると後は土です。

しかし、いつもと雰囲気が違う。

掘った箇所から水がどんどんと湧いてきます。

ポンプを入れて排水します。

水がどんどん湧いてきます。

排水しつつ掘り進めていきます。

排水ポンプを一旦引き上げようと若い作業員が穴の中に入ろうとしたのを年配の作業員が制止しました。


間一髪だった


ボコボコと音を立てて掘った箇所の側面が崩れました。

間一髪…

年配の作業員が若い作業員を止めていなかったら今頃彼は生き埋め…

自分の現場でもし人が死んだら…

でも工期のスケジュールが…

とりあえず上司に報告の電話です。

僕「もしもし? 今現場で掘ってるですけど…何というか…」

上司「湧き水ヤバイんでしょ」

僕「え? 何で知ってるですか⁇」

上司「何となく、その辺りって昔田んぼが多かったって聞くし地下水多いだろうな〜って」

僕「マジっすか…」

上司「台風のせいで地下水も増加するだろうし、工期がギリギリなるけど1ヶ月ぐらい置いとくのが良いかなー?って俺は思ってたんやけど」

僕「なるほどです…(そこまで考えてたんだ…)」

上司「状況は?」

僕「かなりの軟弱地盤で掘削部分の側面が崩れました」

上司「自分が作業員だったら入って作業できる?」

僕「できないです、やれと言われても絶対嫌です。死んじゃうかも」

上司「じゃあ、延期だな。調整は俺の方でやっとくから。現場の撤収はよろしく」

僕「わかりました」

上司「今回は良い勉強になったな」


命あっての仕事だと再認識した


この一件は、自分の仕事の行いについて色々と考えるキッカケになりました。

どこの業界でもタイトなスケジュールで業務が行われていると思います。

特に今回の工事の一件は地元との調整が上手く進まなかったということと、現場で不測の事態が起こったこともあり、タイトスケジュールがよりタイトになってさらに焦りが出ていました。

そうすると、焦りのせいで冷静な判断ができなくなっている自分がいました。

あと入社してから5年も経過していたので、これぐらい自分1人で何とかしないと抱え込んでしまっていました。

周りが見えなくなって、ただ工事を終わらせることが目的になっていました。

焦りからイライラして現場の作業員にも伝わって、全体の雰囲気が悪くなり士気が下がっていました。反省点です。

あとは仕事は命あってのものだということを再認識しました。

今回の現場において掘削箇所の側面が崩れました。

一歩間違えれば死亡事故で大惨事です。

今回の経験が良い学びになりました

仕事が間に合わなかった時の責任はいくらでもとれます。

(できれば、とりたくないですが…)

しかし、自分の現場で人が亡くなったら…

亡くなった方の残された家族に何と謝れば良いのか…

業務のスケジュールよりも人命や安全第一ということを学びました。

今回の一件は、自分の至らない面を知ることができる良いキッカケになりました。

ちなみに余談ですが、上司は工事が台風とモロ被りするのを見越して、私に黙って工期のスケジュール調整していたようです。

本人は身を持って私に勉強させるためだとおっしゃっていました。

これからは、周りの人にちゃんと相談していきたいと思います。

20代男性、東京都

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