落ちない人生を歩む~「インドはお好きですか?」とか突然言われましても・・・

マインド

ガラガラガラッ。

店のドアを開けて中に入る。

と、店主らしきおばちゃんが向こうからやってくる。


「インドはお好きですか?」


えっ??

えぇーーーーーーーーっ???


いきなり第一声に

「インドはお好きですか」とか言われましてもwww


「インドはお好きですか」って、いったい・・・




横浜に住んでいた時の話だ。

僕は、近所の住民街の片隅にある「ちょっと怪しげなアジア雑貨屋」が気になっていた。

が、あまりにあやしいオーラを放っていたので、しかもほとんどシャッターが閉まっていてなかなか営業していなかったので、

その怪しげな雑貨屋を訪れる機会に恵まれなかった。



あやしいな~

入ってみたいな~



そんなある日、「プロの無職」として飯を食っていた僕は、いつものように平日の真昼間からビール片手に自転車に乗り、

横浜の静かな住民街をあてもなく徘徊していた。



と、なんと今日はあの怪しい雑貨屋のシャッターが開いているではないか!!

これはチャンス!

とばかりに、僕はあわてて「よなよなエール」の残りを飲み干し、自転車のカゴに空き缶を入れて、


ガラガラガラッ。


とうとうこの怪しげなアジア雑貨屋への突入に成功したのだ。

そしてその直後、奥から現れた店主と思われる怪しげなおばちゃんが発した第一声こそが


「インドはお好きですか?」


だったのだ。



ユニークな人が僕は好きだ。

ちょっと変わったヤツが、僕は大好きだ。

世の中のスタンダードからはみ出して生きている人に、僕は大いなる魅力を感じる。


しかし。

だがしかしだ。



出会い頭の第一声として、さすがにもうちょっと怪しくない挨拶というものはあるだろう。

常識やルールにとらわれない人が、僕は好きだ。

でもそれは、常識やルールを理解した上で、敢えてそんなもの無視して生きているからカッコよかったり面白かったりするわけで、

初対面の挨拶が「インドはお好きですか?」では、

さすがにちょっと怪しすぎて、さすがの僕もビックリしてしまうというものだ。




常識にとらわれない自由な人間と、非常識な人間は、ちょっと違う。

けっこう違う。

全然違う。



あまりの怪しさに、僕はおばちゃんに大いなる興味を持った。

そして持つと同時に、あまりに怪しすぎてビックリして、

あわてて店を飛び出した。




そんなおばちゃんのことを、あれから5年たった今日、ふと思い出した。



おばちゃんと僕とは、3秒くらいの短い付き合いだった。

たった3秒の出会い。

たった3秒での別れ。

たった3秒間だけ、僕らの人生の道は交差した。



そんな3秒間の記憶が、5年たった今日も鮮明な映像として僕の脳裏に焼き付いている。


そう。おばちゃんには「強烈なインパクト」があったのだ。




僕も含め都会に住んでいる人間は、毎日何百、何千という人達と一瞬だけ人生の道が交差する瞬間がある。

でもそんな何千人のことなど、一秒後には記憶に残っていない。



「どうでもいい人」であり、

「景色の一部」であり、

「街路樹に生えている葉っぱ一枚」

みたいなものだからだ。




街路樹に生えている葉っぱの一枚一枚など、ハッキリ言ってどうでもよい。

あっても無くても、誰も困らないし、いちいち意識して見ていない。

目には映っていても、一秒後にはその存在すら覚えていない。


しかし「インドはお好きですか?」のこのおばちゃんはどうだろう?


たった3秒間のあの記憶が、僕の脳裏には鮮明に焼き付いているのだ。

「インドはお好きですか?」

はそれほど強烈なインパクトがあったのだ。

ある種のトラウマ記憶だ。




そう考えると、僕は今、インドのおばちゃんに尊敬の念を抱かずにはいられない。

たった一言で、赤の他人にこれほど強烈な記憶を刻みこんだのだから。



そしておばちゃんはおそらく、インパクト狙いで「インドはお好きですか?」と一発芸を披露したのではなく、


ただ純粋に

心の底から

「僕はインドが好きなのか?」

興味があったのだと思う。

知りたかったのだと思う。




おばちゃんはつまり、「ピンポイントでインドな人」であり、また

「ピンポイントでインド好きな仲間」を求めていたのだろう。

今ならそう思う。


そして、インドに興味はあるものの、でも「ピンポイントでインド好き」とは言い難かった僕には、そのおばちゃんのレーザービームのインド愛が


ちょっと強烈すぎて、


おばちゃんのレーザービームがまぶしすぎて、僕はその眩いばかりの輝きに耐えきれなかったのだろう。

今ならそう思う。




レーザービームで突き進む。

そんな人生は、カッコイイ。


一本筋が通った道をストレートに進んでいく人生。

一つの事を極めていこうとする生き様。


憧れを感じる人もいるだろう。

かつての僕はそうだった。

でも今の僕は、そんな人生はあまりよくないと思っている。

少なくとも僕自身の人生は、それではダメなのだとわかっている。




もうちょっとバランスを大事にしたい。



「俺の音楽が好きですか、それともここから消えますか?」

99.9%の人間は、消えてしまった。


それでは僕の人生はうまく進まない。

今はそう思っている。




「インドはお好きですか?」

確かにインパクトがあって忘れない。

忘れたくても、忘れられない。笑



だがしかし、もうちょっと「ほどよくバランスの取れた道」を、僕は歩んでいきたいし、

今はそんな道を作っていってる最中だ。




極端にストレートな一直線の道を歩む人生。

万が一転倒して道をそれてしまった時、身動きが取れなくなってしまうのだ。

道がどこにあったのか、わからなくなってしまうのだ。




活躍していたスポーツ選手や芸能人が、

麻薬に依存してしまったり、自ら人生の道を断ってしまったりすることがある。



道がどこにあるのか、わからなくなってしまったんではないか。



僕はそう思う。





極端にストレートな一直線の道を歩む人生。

一見カッコイイ。

憧れの対象になることも多い。



でも僕は、バランスが大切だと思う。




長い間歩き続けると、時には転倒してしまうこともある。


高架化された高速道路を全速力で駆け抜けている人生。

一見カッコイイかもしれない。


でも転倒して道から落っこちてしまった時、

もう元の道に戻ることは出来ない。




道から落っこちて自分がどこに居るのか、自分が誰なのか迷わないように、

ぼくはもうちょっとバランスの取れた広場のような道を歩んでゆきたいので、

広場のような落ちない道を作っていこうと思っている。




「インドはお好きですか?」


おばちゃんのインド愛に、愛を。




マインド
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