幼い頃から、孤独は常に自分の中にあったように思います。

【読者投稿】孤独の悩み体験談

こんにちは、早川です。

今回は、30代男性からいただいた孤独の悩みエピソードです。


小さな頃から、そもそも周りに馴染めなかった



 小学生に上がった頃から、クラスの中に馴染むことができず1人遊びや読書を好む子供でした。しかし、当時はまだ「みんなと同じが良い」とされる教育が全盛。当然ながらそんな自分を親や教師は認めてはくれず「友達はたくさん作ることが良い」「みんなと仲良く遊ばないとダメだ。」と言われ続けました。

そんな周りの大人に対し反発や違和感を感じると共に、1人でいる自分に構ってくる「世話焼き」なクラスメイトにも圧迫感を感じ、どんどん自分の想像の世界に篭るようになりました。

 しかし、1人でいることを好む一方で、親や教師の期待通りに振る舞えず、クラスメイト達のようにみんなで遊ぶことを楽しめない自分は普通じゃない子だ、という思いもありました。そうして自分の中に孤独を住まわせるようになったのです。


部活をきっかけに「普通」になれた気がした



 中学生になり、部活動を始めたことをきっかけに新たな世界が広がりました。クラスメイトと違い「好きなことを通じて集まった仲間」と一緒に行う活動は楽しく、人と関わる喜びを初めて知りました。

そうしていくうちに徐々に社交性が身につき、クラスメイトやその他のコミュニティの中でも自然に馴染むことができるようになりました。

 自分でも驚くことに、大学ではあるイベントのリーダーを務めるまでになったのです。「周りからは遅れたけど、ようやく自分も普通になれた。」そう思っていました。この頃は孤独を感じることはありませんでした。


でも孤独は、社会人になって戻ってきた



 しかし、忘れていた、或いはもう自分の中から追い出したと思っていた孤独は、社会人になって数年後再び現れるようになりました。

 きっかけは社会人になってから数年間付き合った恋人との別れです。原因は自分にありました。

 平凡ながらも優しく、自分には十分過ぎるほどの恋人でした。なのに、一緒にいる時間が長くなるほど自分の中で違和感が増していきました。

1人の時間がとれないことを苦痛に感じ、相手が自分の領域にどんどん入ってくることがプレッシャーでした。そして結局、自分は耐えきれずに恋人を遠ざけてしまったのです。

 新たに恋人を作っても、同じことの繰り返しでした。心理的な繋がりを発展させることがなかなかできません。「今度こそは」と思っても無意識のうちに心の距離を置いているのです。ある人には、自分は「掴みどころのない人間だ」と言われました。


関係を「持続させる」ことが難しい



 さらに考えてみれば、友人関係にも同じことが起こっていました。

 中学以来まともな友達付き合いができるようになったと思っていましたが、その場での付き合いは上手くできていても、コミュニティを離れてまで交流のある友人は本当に数少ないのです。

 以前所属していた仲間の中で、他の友人達は今でも互いに連絡を取り合っているのに自分だけは音信不通だった・・ということも多々あるようです。これについても、積極的に関係を持続させようと努力していない自分に原因があることは明らかです。


かと言って自分を変えることは難しい



 こうして密度の濃い人間関係を築けないことに挫折感を覚えるうちに、再び孤独を感じることが多くなりました。

自分は一生、広く浅くの人間関係の中でなんとなく生きて、恋人やずっと付き合える友人も作れないままなのかと思うと孤独に苛まれて気が滅入りますが、かといって付き合い方を変えることは難しいようです。

相手との心理的な距離が縮まることで感じる圧迫感や息苦しさは、小学生の頃からずっと感じ続けているものだと思います。

 端から見た自分は、目指していた職業について忙しいながらもやりがいのある仕事を持ち、同僚や仲間にも恵まれ充実した人生を送っているように思われるかもしれません。しかし生きづらさや孤独はずっと自分の中にあります。

 今は、自分の性質を受け入れ、孤独と付き合っていく術を得ることが一番の策であると考えています。そのために日々悩み試行錯誤していますが、いつかはこんな自分を認められる自分になりたいと思います。


30代男性、東京都


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