本当の孤独は口にはたやすく出せないから~誰かと孤独を分かち合える日が来たら

【読者投稿】孤独の悩み体験談

こんにちは、早川です。

今回は、20代女性からの孤独の悩みエピソードです。


姉と比べられては馬鹿者扱いされて育った



私の第一印象はもの静かで優しそうな人、そんなところだろう。

特に集団の中では目立ったグループになど属してもいない、学生時代も地味な女子生徒。

そんな私が味わった孤独といえば、両親から捨てられた事だ。

厳密に言えば一緒に暮らしているのだが、常に姉と比べられては馬鹿者扱いされていた。

姉より秀でてはいけない暗黙のルールがあるかのように、支配的で高圧的に接してくる母。

そんな母の言いなりで守ってくれない頼りない父。

『お前は橋の下で拾ってきた子』といつも笑われ末っ子の私は家族の会話には入れなかった。

女である事も否定され『男の子が欲しかったのに』と何かある毎に八つ当たりされる。

褒められる事などなく、姉と比べられ貶されるか否定される日々に落ち込んだ。


世間は分かってくれない



家は庭付きの一軒家だった。よく遊んでいた友人はアパートでひしめき合いながら暮らしていたが、家族といつもじゃれ合っていて私が憧れていた温もりが確かにあった。

生き生きとした皆んなの表情を私は羨ましい気持ちを隠して観察していた。

『うちはあなたの家とは違うからね』と友人の母に言われる度に、私は違うという言葉の差別が胸に突き刺さった。

おばさんから見たらうちの子が勘違いしておねだりするから遊ばないでほしいと思われているんだな…。

子供ながらおばさんの気持ちも分かり切なかった。


世間は分かってくれない。私は報われない思いを抱えたまま益々孤独を感じていた。


自分は悪くなくても謝ってしまうようになっていた



憧れのキャンパスライフのはずが、いつも笑顔で声を掛けてきた女子生徒に心を許した時、人気がなくなると、私が御目当ての男子と話してたから仲良くなりたかっただけと手のひらを返した様に言うので愕然とした。

彼女の目にも私が恵まれていると写ったのだろうか。

私がとある男子とキスをしていたと、あたかも一部始終を見ていたかの様に目の前で第三者に話されたりした。

否定すればする程、聞かされている相手が私を犯人と定めていった。一言怒りその場を去った次の日、私が彼女を虐めている事になっていた。

周りが敵になり絶望感が更に孤独にさせた。犯人と定めた白い目が私を追い詰める。

もう友達も出来ないだろう。益々自己肯定感が低くなり、自分が一層嫌いになった。

何かあると自分は悪くないのにも関わらず謝ってしまうようになっていた。どうせ分かり合えないのだからと適当に会話した。

相手に合わせる方が楽だった。


なるべく人混みを避け孤独の中で過ごした



社会人になっても相変わらず孤独は私に付き纏った。相変わらず損な役回りばかりだった。

職場ではまた根も葉もない噂を仲良くもない人に流されてうんざりする毎日。そんな人の話を真に受け態度を急変させる人達。

鎧を付けて心の中で軽蔑してやり過ごした。腐るものか…。私は静寂を好む人間になり、なるべく人混みを避け孤独の中で過ごし続けた。

結局女同士ワイワイキャッキャとは騒がず年頃が過ぎた。


いつか誰かと孤独を分かち合える日が来たら



周囲には苦労せず楽に生きてきたと思われるのが嫌だったが、今は不幸には見えないのかもしれないと思うと少しだけ誇らしく思えるようになった。

時には孤独が私を彩り、ミステリアスだと言われる事もあった。

孤独になってみて私は強い人間なのだろうと感じる。

弱い人間はこんなに長い間孤独に耐えられるわけがない。

本当の孤独は口には容易く出せないからだ。いつか誰かと孤独を分かち合える日が来たらいいなと思いながら前を向いて歩いている。


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