結婚出産の裏側に孤独が待ち受けていた

【読者投稿】孤独の悩み体験談

こんにちは、早川です。

今回は、30代女性からいただいた孤独の悩みエピソードです。


決して満たされることのない大きな穴



晩婚化が進むこのご時世、女性は働き続ける。20代後半になっても30代になっても、稼ぎ続ける。

私自身もそうであった。もしかすると生涯独身なのかもしれないという不安と、いつか「結婚・出産」という幸せを手に入れて、この激務から解放される未来を信じて、社会人生活10年目を過ごしていた。

しかし、長いこと私を支えてくれた「社会と繋がっていた毎日」は、駆け込み結婚をして、妊娠出産した幸せ者でも、決して満たされることのない大きな穴として残されたままだ。

恵まれた生活の中で感じる孤独はこの大きな穴のせいである。


自分の居場所が消えていくのを見ていた



孤独がやってきたのは、妊娠発覚後間もなく迎えた悪阻の時期から。

身体の不調が限界を迎え職場に妊娠報告をする。

「妊娠おめでとう!」と、温かい言葉を掛けられる場面というのは、一見幸せそうでありながら自分の立ち位置が変化する瞬間でもある。

悪阻が重くなり、あれよあれよと仕事への適応力が低下していく。

「休んでて」

「無理しないで」

「他の人にやってもらうから」

と労わりの言葉をかけられる頃には、ぼーっと自分の居場所が消えていくのを見ていた。


父親になれる夫に嫉妬した



日に日に大きくなる私のお腹をさすりながら、「大丈夫だよ」と声を掛けてくれる夫は最大の理解者なのだろうか。

自分の身体が重くなるほど、何の変化も起こらず父親になれる夫に嫉妬した。

「二人で作った子供なのに、辛いのは私だけ…」と嘆いては、妊娠によるホルモンの仕業だろうと処理するのが精一杯であった。

「こんな孤独はもう嫌だ、出産をしたら、夫と共に子どもを愛して、協力し合って育児するのだから、きっと楽になれる」とは、実に浅はかな考えだ。


孤独から解放される残された希望



巷では男性の育児進出が進んでいると言われても「母親は育児、父親は仕事」の呪縛も根強い。

それぞれのミッションに追われた夫婦はコミュニケーションが上手くいかない。家族は増えたのに、味方は減ってしまったのだろうか。

妊娠をしたあの日からめまぐるしく変化を遂げてきた。しかし幸せのすぐ隣にはいつも孤独が付きまとって離れない。どうやらあの大きな穴を塞がないと解決しない様だ。

復職をして仕事というパーツを取り戻すことは、多くの母親が孤独から解放される残された希望である。

一方でまた、産後復職が新たな孤独との出会いであることは薄々感じている。大きな穴が完全に埋まる日までは長い道のりとなりそうだ。


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